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木に登ったが降りれなくなった子猫の話

■先週末はELDコース作成のためにルート探索をしていたのだが、今回、自分の判断ミスでトンデモナイ目に会ってしまった…。

■3年前の記憶で辿ったシングルトラック…かなり急で狭いルートだがたしか抜けていたはずという考えで、下見も無しで下って行った。今年のELDではちょっとハードなルートを作ってやろうなんと言う魂胆で。途中、こんなに長かったっけ?という疑問が頭を過ったが、下るのも大変な場所でUターン不可能…とりあえず進むしか選択肢はなかった。GPSでは県道が数百メートル先に近づいていたので途中あまり心配してなかったが、延々と下るシングルトラックの到達した場所は急斜面の伐採場、崖のようになっていて降りれそうな道はなかった…。そう…これは木に登ったが降りれなくなった子猫状態なのだ…。

■くまなく探してみたが、これ以上、降りれそうな道はなく、登るという決断に迫られる。しかし、くねくねと曲がった急斜面のシングルトラック…水が流れるのか?所々、クレバス化も進んでいた。第一、平地な場所はないから助走は全く付けれない。この日は残暑が厳しく、立っているだけでも汗がだらだらと出るのに、下ってバイクの方向を無理矢理変えてと既に体力の消耗は激しい。さらには日暮れも近い。決断は…やはり登るしかない。とりあえず、アタックしたが、数メートル進むとすぐにリアタイヤが地面を掻いてしまう。前に登ったのは125EXCでエンデューロタイヤだったからなぁ(しかもヘルプ付き)。690EDとちびたMT21じゃ、俺の腕では辛いか…。一応足掻いてみたが、あまりスタックばかりしているとバッテリーも心配になってきた。それ以前に、この延々と続くシングルトラックの上りをこのペースで登りきれるイメージができん…。

■ここで戦略的撤退を判断。このあと会う約束をしていたT代さんとJJさんに連絡して、迎えに来てもらう事にした(幸い携帯が通じた!)。日が暮れて闇のシングルトラックを登る自分…こういうときに限って、近所だからという理由でTBIサバイバルキットを持って来るのを忘れていた。月も出てない夜だったので本当に真っ暗だったのだ。支線の林道まで出ても真っ暗でどうしようもなかったので記憶頼りにゆっくり歩く事にした。最悪、iPhoneで照らせば良いんだけど(ライトというアプリ入れてあるのです)、辛うじて移動出来るので通信のための電池の温存を優先する方が安全だろう。しかし、手持ちの水が切れて久しい。山を登って来て体力的に厳しかったので、とうとう休憩して救援を待つ事に…。暫く経って…駆けつけてくれたボクサーツインの鼓動はは本当に嬉しかった。

■後日、バイクを回収に行った…と言っても一人じゃ無理なのでスーパーレスキューK氏にお願いした。現地では人がまともに下るのさえ苦労している状況に、K氏も最初は怪訝そうに心配していたが、実際に乗ってみるとスイスイ登って行き、3回ほど仕切り直したが大して押さずに完走してしまった。歩きで登り降りでもかなりしんどかったのに…ここで押しを続けてたらサポートしていた自分も熱射病になっていたはず…マジで助かりました!
ちなみにコツを聞いてみたら、600クラスだとどのギヤでも掻いてしまうからクラッチをうまく使うこと…だそうです。しかし、よくこんな状況下、初めて乗ったバイクでちゃんと登るのは驚きです。

■今回はお恥ずかしい限りの大反省。でかいバイクだとちゃんと慎重に行動するのだけど、つい、いつもより軽めかと思って油断してました。今後、ちゃんとした下見と慎重な行動をしたいと思います。関係者の皆様、ご迷惑掛けてすみません。

■690EDで林道10キロも走ってないのにこんな目に会ってしまった。しかし、写真で撮ると全然急な坂に見えないですね…?

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by hpn1043gs | 2009-08-25 23:52 | KTM 690 Enduro
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