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シートをアンコ抜き

■ニュースを見るだけでもストレスが溜まる毎日。まだまだ落ち着きを取り戻すまで時間が掛かりますので適度に息抜きをしつつ頑張って行きましょう。

■G450Xの足着き性を改善する。現状はノーマル+1cmのシートで腰をずらして太ももで座っても片足のつま先しか着かない。コース走行だけだったらともかく、以前、お山で遊んだ時には地味に苦しくなって体が釣りそうになった。あういう場所で足が着かないとホント怖い。やはり、足着き性というのも大事なんだと再認識。

■ということでシートをアンコ抜きで対策します。ノーマルはウレタン&カバー&シートベース一体成型という特殊なシートだったが、現在のシートは社外品の普通のタイプなのでアンコ抜きも可能。以前、シート屋さんにそこそこのノウハウを教わったので自分でやってみることにした。

■まずはシートカバーを取ります。社外品の癖に結構しっかりとした作りです。
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ウレタンが結構固くお尻が痛いが、今回はその辺りの改善作業は面倒なので止めておく。
一番厚みがあるとことで6cmくらい。足着き性を考えると3cmくらい削りたい。
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まずマジックで当たりを付け、大まかにパン切りナイフで削り取る。これがおもしろいように切れるのだ。
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こんな感じか?ついでにステップシートにしてみるつもりだけど、段差の位置に悩む。
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ここからウレタンを削るのだが、アラカンというヤスリとカンナの間の子のような工具を使う。これが結構優れもので作業効率が上がる。
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シートの高さを下げると幅が相対的に広がるので、サイド部も削ってやると良い。
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削っては座ってみて高さと幅、段差を調整する。自分の納得の行くまで作業が出来るのがDIYの良いところ。
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形が仕上がったところでシリコンコーキング材を表面に塗る。シートのウレタンは食パンの耳のように表面が固くなっているが、削ると柔らかくボロボロになり易い部分が露出するから、その対策。防水効果もある。
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次にシートベースに穴を空ける。防水対策も実は水抜け穴が大事。穴がないとウレタンが呼吸できないし、水も抜けない。この後、ウレタンとシートベースときちんと接着するのが基本だが、また後で分解しそうなので今回は止めておく。
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あとはシートカバー貼って出来上がり。最初、ハンドタッカーを使ったのだが、引っ張りながら針を刺すには手が三本必要だった…。ムカついてエアタッカーを買ってしまった…後悔はしていない。(マジ便利)
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■これで足着きは腰をずらさずに片足のつま先が着くようになった。修行コースを走ってみたけど安心度が全然違う!ウッズでタイトなコーナーで足が着ける。今までは足を着こうとすると転けていたから。重心も少し低くなって安心度が増した。これでお山のウッズでも効果あると良いな。ステップシートはもう少し段差がある方が良いかも? ただし、これ以上高くすると脚が引っ掛かって跨がれなくなるのが問題だ。細かいチューニングはしばらく乗って評価してから考えよう。
by hpn1043gs | 2011-04-07 02:45 | G450X
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