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リアステア

■今週が最後の個人林道練習になった。来週はイベントに行くし、再来週は岐阜合同練習会。そして、それ以降はサスの整備等をするので、もう今週でなんとか仕上げなければならない。T代くんは余裕で仕上がっているとのことなので、今週は一人で練習することに。

■今、悩んでいた事は安心してスムースに走れないということ。いつのまにかこうなってしまったのか?原因はわからないけど、不安定でリスキーな要素を抱えているせいで、ギクシャクしているような走りになっている。テンションを上げて研ぎすますように前後のタイヤの挙動に注意を向けていればなんとか走れるけど、それって余裕なさすぎで違うと思う。もっと余裕を持って走れていたときもあったのに…

■何が悪いのかよく考えてみた。センスのない凡才の自分にとって、理論的に考えることだけが唯一の突破口である。こういうときは基本に返る事が大事。まず、自分はフロントステアで曲がっているか、リアステアで曲がっているか考えた。フロントタイヤをグリップの良いものに交換したことでタイムアップがあったので、フロントステアに頼っている部分も大きいと分析。ならば、まず、完全なリアステアで走ってみよう!(ここでいうリアステアはスライドとかじゃなくて、ネモケンの言っているリアステアのことね)

■スタンディングでリアステアは少し難しかったが、バイクのロール軸を意識することで出来るようになってきた。そして、調子良いときはこんな感じで走っていたなと思い出して来た。一輪車に乗っている感覚、ウイリーで曲がっている感覚です(どっちも出来ないけど…)。フロントにほとんど依存しないので、安心感が絶大だ。リア荷重気味で走るので、体が遅れないようにすることが必要。下りがまた少し難しいけど、元々、そういう方向性を課題として目指していたので、強く意識することで走りやすくなった。今まで、中途半端な形で走っていたけど、重量車はリアステア重視の方がマージンがあって良いかもしれない。
リアステア_e0160817_023588.jpg


■あと、問題は向き変え…曲がるきっかけの方策をどうするか?強いリーンフォースを発生させることでシャープに曲がりたい。これが出来るとライン取りの幅が広がるということを鬼頭塾で教わっている。やり方は人それぞれで、インステップとか踏み替えとかブレーキターンを利用するとか、色々と方法はある。以前書いた古武術の理屈も同じで、よくよく調べてみるとオンロードではリアステアのきっかけに使っているらしい。しかし、これがどうもリアステアとうまく組み合わせられなくて…オフロードでは即座にスライドが発生する事態に備える必要があるためイマイチ合わないような?結局、土曜日は時間切れになってしまった…これはかなり焦って来た。

■翌日の日曜日は最後の機会。もう一度、リアステアの理論をおさらいしてから練習に出掛ける。リアステアは基本とは言え、マシンの性能が進歩した現代には置き去りにされている理論…モトクロスで言えば…の話で、一般人にとってはむしろ安心走法ではあるはずですが…。とりあえず、オンロード系の話を調べて頭に入れておいた。そんな準備をして走り込むことしばらく…なんだかんだでうまくリーンフォースを発生するコツを発見した。すごくシンプルなんだけど理に適っているコツです。…ここでは書かないけど(笑) 最後の方はもうタイヤが減りまくって滑るが、ちゃんと安心してコントロール出来るようになった…これで楽しく走れる!

■なんとか滑り込みセーフで矯正完成です。本番でウダウダ悩みながら走ると楽しくないからねぇ。悩むのは練習だけにしたい…。あとは、岐阜練習会で慣れて仕上げかな?間に合って本当良かった。

■サスペンションセッティングメモ

・フロントの動きは少し良くするため、リバウンドを1クリック戻し(前回の値が間違ってたので修正済)
・フロントは沈まなくブレーキの効きが悪いのでリニアコンプレッションを緩めた。リニアが効きすぎていたので、プログレッシブ側で補正。
・リアのコンプレッションは曲がるようになったので、1クリック強めて安定側に振る。
・リアのリバウンドはやはり動きが悪いので、2クリック弱めてみた。

フロント  コンプレッション…プログレッシブ 3クリック戻し、リニア 15クリック戻し。

フロント リバウンド…15クリック戻し

リア コンプレッション…Low speed 20クリック戻し、High speed 1.5回し

リア リバウンド…13クリック戻し

■追記考察
なぜこういう事態になったか分かった。自分は元々後ろ乗りでどちらかというとリアステアタイプ(GS乗りとも言う)だったのだが、後ろ乗りは立体セクション(上り下り)に弱いので、体が置いて行かれないように前乗りに改造した。しかし、普通の前乗りだとリア荷重が減ってリアステアが弱くなる。だからフロントが不安定になり不安要素となった。正解は前乗りだけどリア荷重という姿勢を作り出すこと。そうすればリアステアが使える。よく考えればこのフォームはよしともさんに教わっていたような…(^^;;  でも、リアステアの部分が抜けていたから理解が不足してたのだろう。
by hpn1043gs | 2009-03-30 00:24 | HP2 Enduro
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